本記事では、
「初心者でもわかる!アナタに合う化粧品」
「メンズ用化粧品の基礎知識」
こんなテーマで美容家の僕が解説したいと思います。
いざスキンケアを始めようと思っても、まず最初に悩むのが「化粧品選び」ですよね。
- いろんなメーカーがあるけど、何を買えばいいの?
- 自分に合う化粧品がわからない
- しっかり効果を実感できるものを選びたい

僕もスキンケアに興味を持ち始めた頃はこんな悩みを持っていました。
まず大前提として知っておいて頂きたいのが、残念ながら誰にでも合う化粧品なんてないということ。ですので、スキンケアの効果を最大化するためには自分に合う化粧品を見つけて使い続けることが大切なんです。

では、どうすれば自分に合う化粧品と出会うことができるのか。SNSで情報収集?それとも、口コミのチェック?このように、迷ってしまうもの仕方ないですよね。
そんなアナタでも、迷わず自分に合う化粧品が選べるようになる“AKITO流で化粧品の選び方”をご紹介したいと思います。
化粧品選びで最も重要なのは「自分に合っていること」

大前提は自分の肌質に合うかどうか
まず、化粧品選びにおいて一番重要なのは自分の肌質に合っているかどうかです。人の肌質は千差万別であり、肌をきれいにする方法も一つではありません。
化粧品選びは、お酒と食のペアリングに似ていると僕は思っています。組み合わせによってそれぞれの良さが際立つのは化粧品も同じなんです
だからこそ、世の中にはたくさんの化粧品があり、実際につけてみて自分の肌で確かめることが大切。
自分の肌質にあっているかを確認するポイントは以下です。
・肌につけたときに違和感・不快感がない
・肌トラブル(赤みやかゆみ)が起きない
・毎日使い続けたい、お金を出してもいいと思う
・効果がありそう!と感じるなど

自分が心地よく感じるもの、良いと思うもの、楽しいと感じるなど五感や感情が動くかどうかも重要な要素になりますよ。
また、情報や他人の意見に左右されることなく、自分だけの価値基準を持つことが最高の化粧品に出会う近道になります。
口コミ・レビューは見るな!

化粧品選びをする際口コミやレビューを見る方はとても多いと思いますが、個人的には推奨していません。
理由は3つあります。
➊発信者の知識レベルが判断しにくい
「流行っているもの=自分にとっても良いもの」とは限りませんし、発信者が正しい美容知識を備えているかもわかりません。ですが、「テクスチャー」「香り」など化粧品の特徴を知る目的で見るなら大いに役立ちます。
「口コミ・レビュー」が全く参考にならないとは言いませんが、リテラシーが成熟していない初心者のうちは、自分の価値基準を持つことを優先すべきです。
➋バイアスが起きやすくなる
SNSやYouTubeなどのネットでは様々な見てもらうための工夫がされています。

美容界隈も例外ではありません。
- 記事にそう書いてあった
- インフルエンサーの◯◯さんがいっていた
- いろんな人が同じことを言っている
こういった情報を鵜呑みにすると間違った思い込みや、知識に偏りが生じてしまうわけです。
特に初心者のうちは自分の価値基準が確立していないので、正しい情報の見極めが難しくなります。正しい目利きをするためにも、ネットはただ「眺める」のではなく自分で「考える」ことが大切です。
➌「最高の化粧品」に出会いにくくなる

このように知識に偏りが生じると、視野が狭くなって自分に化粧品合う化粧品と出会うチャンスが少なくなります。
自分に合う化粧品を選んでいくためには、「感性を磨き、自分の価値基準」を持つことが必要です。繰り返しいいますが、自分に合っている化粧品こそ“最高の化粧品”です。判断基準は化粧品に触れて、感じたその経験によって洗練されていきます。

最初はピンとこないですよね。でも多くの化粧品触れることで経験は確実に洗練されていきます。

この実体験からくる価値基準は、ネットで見聞きした情報だけでは決して育ちません。その価値基準こそが化粧品選びの後押しになり、自分にピッタリな化粧品に出会える確率をぐっと上げてくれるんです。
自分がいいと思うものはいい。自分の価値基準で選べるようになることが化粧品選びの本質であり、将来的にも皆さんの為になるであろうゴールだと僕は思います。
日本のコスメは基本的に安全に使える

「◯◯成分は危険」といった偏った情報を見聞きしてしまったために、成分に対して神経質になりすぎている方を見かけます。
日本で売られているコスメは、安全性を担保するために法律(薬機法といいます)で一定の基準が定められているため、人体に有害な成分を配合することは基本的にありません。
むしろ成分や効果効能にとらわれすぎると選択肢を狭めてしまうことにもなり、本末転倒です。
とはいえ、肌質には個人差があるのでどんなコスメも肌荒れが起きてしまうことはあります。コスメが原因の場合は使用を控えて人間関係と同じように合わないものもある、くらいに捉えることが大切です。

症状が長引く場合は、メーカーの相談窓口か、皮膚科を受診することをおすすめします。間違っても自己解決しないように!
コスメ選び4つのポイント

実際にどんな基準で選べば自分に合うコスメを選べるようになるのでしょうか。
ポイントは以下のとおりです。
- ドラッグストアへ足を運ぼう
- 化粧品の特徴を知る
- 改善したい肌悩みを明確化せよ
- 自分の好みを見つけるべし
これらを順番に解説していきます。
ポイント1:ドラッグストアへ足を運ぼう
まずは深く考えず、ドラッグストアの化粧品売り場へ足を運んでみましょう。
デパートは無理でもドラッグストアなら気軽に入れると思いますし、大抵はメンズコーナーが設けられているので周りの目も気にならないと思います。
近所にショッピングモールがある方は、「東急ハンズ」「ロフト」などのバラエティショップもおすすめです。
まずは視覚で楽しみ、気になるものはテスターで試してみましょう!「自分が好みの世界観、つけ心地、香り」などを見つけてみてくださいね。

試したいけどテスターがない場合は?
テスターがなく、どうしても試したいものがあるときは数日間試せるミニサイズまたはトラベルセットの購入を。洗顔料、化粧水、乳液がセットになっている物が多く、価格もリーズナブルなので気軽に試すことができます。店頭にない場合はブランドサイト、またはECサイトをチェックしてみましょう。
ポイント2:化粧品の特徴を知る
次にやるべきは、「化粧水、乳液、美容液」など各アイテムの特徴について理解を深めるのがおすすめ。

アイテムごとにどんな違いや役割があるのかを知ることで、自分にとって本当に必要なものだけをチョイスできるようになります。
注意点としては、実はスキンケアは過剰にやりすぎても逆効果なんです。ですので、自分に必要なケア以外はしない。スキンケアは引き算の考え方が基本だということも覚えておいてください。
洗顔料の役割
顔に付着した汚れ、余分な皮脂を洗い流すためのもの。
汗やホコリは水、お湯だけでも落ちますが、皮脂を落とすためには洗顔料が必要です。
顔に皮脂が残っていると肌老化の原因になるため、必ず持っておきたいアイテムの一つです。固形タイプ石けん、チューブに入ったペースト状のフォームタイプなどさまざまな種類があります。
化粧水の役割
肌に水分を与えてうるおいを保つのが主な目的。
特に男性の肌は…女性と比べて水分量が少ない傾向にあるため、化粧水は欠かせません。保湿成分をたっぷり含んだしっとりした質感から、水のようにさらさらとした質感のものまで種類も豊富です。
乳液・クリームの役割
水分と油分の両方を含んでおり、化粧水で与えた水分の蒸発を防ぐ役割があります。
乳液は水分と油分がバランスよく、使用感も軽いものが多いです。

クリームは油分と美容成分が多く配合されており、重めの使用感が特徴。乾燥が激しい冬場に活躍します。
何を買おうか迷っている方はまず、「洗顔料」「化粧水」「乳液」から始めてみるのがおすすめです!
ポイント3:改善したい肌悩みを明確化に!
化粧品の特徴を知り、最初に買うべきアイテムがわかったら、今度は選択肢を絞るプロセスに移ります。
そこで重要になってくるのが「改善したい肌悩み」について考えてみることです。化粧品にはそれぞれ得手不得手があるので、肌悩みにマッチしたアイテムを選ぶことで満足度は高まり、お手入れもぐっと楽しくなります。
目的別で考えるこんなイメージになります。
○うるおいが欲しい場合は 「保湿」「うるおい」
○将来シミで悩みたくない方は 「美白」「シミを防ぐ」
○テカリが気になる場合は 「テカリ」「毛穴」
化粧品には、必ずそのアイテムの「一番の魅力」がパッケージに記載されています。

自分の肌悩みを改善してくれそうな目に留まったアイテムを手にとってみましょう。
ポイント4:自分の好みを見つけるべし
同じような効果効能を謳った化粧品で迷ったときは、好みで決めることも大切です。
・容器デザイン&世界観
・テクスチャー、使い心地
・香り(トップ、ミドル、ラスト)
効果効能だけでなく、多角的な視点で見ると選択の幅もぐっと広がり、自分に合う化粧品に出会いやすくなります。最初はピンとこなくても色々な化粧品に触れることで、自分の価値基準からくる好みが確立されていきますよ。

大切なのは視野を広げること。情報に踊らされず、色々な視点で化粧品選びを楽しんでみてください
コスメ選びのQ&A

最低限何を揃えたらいいですか?
年代やライフスタイルにもよりますが、僕の場合は「 洗顔料」「 化粧水」「乳液」の3つをおすすめしています。

洗顔料をおすすめする理由は、うるおいを残しつつも顔の汚れを適度に落とせるからです。
水だけだと皮脂汚れが落ちにくいですし、固形石けんだと顔につっぱりを感じる方も多いので、お気に入りの洗顔料を一つ持っておきたいところですね。

化粧水は水分、乳液は油分を補給するために使用します。水分と油分のバランスが整っていることがきれいな肌を保つ条件なので、自分に合うものを見つけてみてください。
手間を減らしたい方、今までスキンケア習慣がなかった方はオールインワンタイプがおすすめです!

そこで、オススメの洗顔アイテムを紹介します。
バルクオム ザ フェイスウォッシュ

「バルクオム ザ フェイスウォッシュ」 は、男性の肌に特化した高品質な洗顔料で、忙しい毎日の中でもしっかりとした洗浄力と優れた保湿力が魅力的。
泡立ちの良さと肌に優しい成分が、汚れや皮脂をしっかり落としながらも、肌の潤いを保ちたい方におすすめです。
おすすめの理由
- 濃密な泡立ちで、毛穴の奥までしっかりと洗浄。肌に摩擦を与えずに、余分な皮脂や汚れを効果的に除去してくれる。
- 保湿成分配合により、洗顔後のつっぱり感を抑え、肌をしっとりと整えます。
- 天然由来成分を使用しており、敏感肌の方にも安心して使える低刺激性。肌に負担をかけず、健やかな状態を保ってくれます。
- 爽やかな香りで、洗顔時にリラックス効果を感じながらケアできます。洗顔後も心地よい香りがキープします。

毎日の洗顔で、清潔で潤いのある肌を手に入れ、シンプルでありながら効果的なケアを求める方に最適です。


専用のネットで泡立てすると非常にきめ細やかな泡が作れ、洗い上がりが良く最高です。僕も数年リピートさせていただいています。
スキンケアは一日どれくらいやればいい?
基本的には、「朝と夜1日2回」がおすすめです。多すぎても少なすぎてもダメなので、焦らずにコツコツ継続して肌の変化を楽しみながらチャレンジしてみましょう。
化粧品ごとにメーカーを変えても大丈夫?
同じブランドで統一しないと効果が出ないということはないので、バラバラでも問題ありません。
ただ、多くのコスメはライン使いによって相乗効果が得られるように作られている場合が多く、統一するメリットはあります。
乳液を塗った後のベタつきが気になります
男性の肌は、皮脂(油)が多い傾向にあるので、顔全体に塗るとベタつきを感じやすい方は多いです。
ベタつきが気になる場合は、ヒゲ剃りでダメージを受けやすい「口周り、あご、頬」だけに塗る部分ケアがおすすめ。

顔は一枚の皮膚でつながっていますが、部位によって環境が異なることを覚えておきましょう!
美容液とクリームはどちらが大切?
それぞれ使用用途が異なるので、自分の肌悩みに応じて使い分けるのがベター。
○美容液
美容成分がふんだんに配合されている。
美白やシワ改善のピンポイントな肌悩み解消に◎
○クリーム
油分が多く、半固形状のもの。
肌の栄養補給が目的
わかりやすくいうと、特定な肌悩みがあるなら美容液の使用を検討し、クリームは乾燥が激しい冬場に足してあげるといいでしょう。

余談ですが、美容液は各メーカーのノウハウが色濃く出るので、比べてみると面白いですよ
まとめ:視野を広げてコスメ選びを楽しもう
コスメ選びは正解がありません。
ゆえに迷ってしまう方が多いのですが、正解がないからこそ、多様な価値観と多角的な視点で選ぶことが大切だと僕は思います。

自分で感じて判断をするためには、情報が足枷になることも多々あります。
僕が本記事を通して一番言いたいことは、色々なコスメに触れていく中で「自分がどう感じるか」という感性を磨くことが、自分に合うコスメと巡り合う可能性を広げるんだということです。
使うのはあくまで自分であり、自分の肌質は唯一無二だということ忘れずに柔軟な思考でコスメ選びを楽しんでいただけたら幸いです。
