混合肌のアナタ。
こんなお悩みをお持ちでないでしょうか。
- 頬はカサつくのに額はベタつく
- サッパリ系の洗顔料を使うと頬や口元がつっぱる
そんな混合肌の方は、おそらくメンズコスメを成分で選ぶという人は少ないことでしょう。
しかし、コスメの良し悪しは
・◯◯が入っているから優秀
・△△は肌に良くない
このように二元論で決められるほど単純なものではありませんし、成分についても深い知識を持っている方は少ないと思います。

僕は、若々しいハリのある肌をキープするため重要視している指標の一つ!
そこで本記事では、混合肌である僕が好んで使う美容成分を紹介しつつ、どんな視点で成分を見ているのか共有したいと思います。
最後に、混合肌さんに向けた人気の商品紹介もありますので、ぜひ最後までご覧ください。
混合肌とは?

そもそも、混合肌とはどのような肌か。
まずは混合肌の3つの特徴を見ながら、自分の肌が混合肌なのかを確認しましょう。
テカリを感じる

混合肌のお悩みで多いのが
テカリを感じやすいこと。
脂性肌との違いは、特に額や鼻筋などのTゾーンが脂っぽくテカる状態で、口周りのUゾーンは乾燥しやすい状態であることが多いです。
それゆえ、額や鼻の周辺だけニキビが繰り返すという場合は、混合肌の可能性が高いと言えます。

このようなケースは、ベタつきが気になる部分にだけ脂性肌やニキビ肌向けの洗浄力の強い洗顔料を使うと良いでしょう。
部分的には乾燥する
混合肌は、部分的に乾燥が気になることも特徴的。
Tゾーンはテカリ、フェイスライン(Uゾーン)は乾燥しているケースが多いです。
ベタつきが気になるからと保湿を控えるのではなく、乾燥している部分にはしっかりと水分を補ってあげるようにしましょう。

乾燥している部分はしっかり保湿し、刺激を最小限に抑えることが大切!
季節や日によってコンディションが異なる
混合肌は季節や日によってコンディションが異なることが多いです。
例えば空気が急に乾燥する季節の変わり目には、普段より肌がヒリつきや肌荒れをしやすくなるというケース。
このように、季節や体調の変化などで乾燥肌や脂性肌のように感じられる日があることも、混合肌の特徴です。
自分の肌のプロになろう
肌を知るとコスメ選びがもっと楽しくなる

前提として、自分に合った化粧品を見つけるには
やはり、自分の肌をよく知ることが大切。
どんなに高価であっても、どれだけバズっている成分が配合されている化粧品でも肌との相性が悪ければ逆効果になってしまいます。
そこで…
・自分の肌タイプはどれか
・顔のどの部位が乾燥しがちか?
・どこで炎症を起こしているのか?
このように、今まで使用してきた合わないコスメの共通項を含めて、自分の肌を深く知ることが大切。
スキンケアは正解がないからこそ「自分の肌のプロになること」こそが、結果としていちばんの美肌への近道なるのです。

その人の肌環境やライフスタイル、肌トラブルなどによって選ぶアイテムの最適解は全く異なってくるもの!
“イイ成分”は人によって違う

ネットやSNSでは
・ 毛穴にはA成分がいい
・ ニキビにB成分はNG
このような断言口調がしばしばバズります。
あまり否定的なことは言いたくはないのですが、この分かりやすさと正しさというのは
必ずしもイコールではありません。
たとえば…
セラミドという成分を例に考えてみましょう。
この成分は、とくに乾燥肌の人におすすめとされ、肌のバリア機能を高める成分として有名です。
しかし、油性成分に該当するため、Uゾーンが乾燥しがちな混合肌の人が過度にセラミドを補うとかえって肌トラブルを招く場合があります。

安易な結論ほどリスキーなものはありません。
大切なのはインプットした情報に対して「本当にそうなのか?」と一呼吸置き、自分で調べる癖をつけることです。

それを繰り返すことで判断の質が上がり、情報の取捨選択も洗練されていきます!

美容成分選びは「分解力」が重要

では、どのような考え方を持てば質の高い選び方ができるようになるのか。
ポイントとなるのは問題の細分化です。

僕は分解力と呼んでいます!
たとえば、あなたが毛穴に悩んでいるとしましょう。
一言に「毛穴トラブル」と言っても
・ 角栓の除去
・ 余分な皮脂を除去
・ 皮脂の過剰分泌を抑制する
・ 抗炎症、抗酸化
このように、アプローチは様々あります。
つまり、重要なのは
「毛穴の何をどうしたいのか!」
このレベルで問題を分解して考えることが重要で漠然と毛穴に悩んでいるだけでは解決の糸口を見つけるのも困難。
ですが「毛穴の詰まりを解消したい!」と問題が明確になっていれば「角栓を除去しよう!、余分な皮脂をオフしよう!」という具合に、やるべきことが具体化しやすいと思います。

僕も気を付けてますが、問題点が漠然としていると他者の意見に影響されやすくなり、思考停止に陥ってしまうので注意しましょう。
美容のプロが好んで選ぶ美容成分8選

成分を紹介する前に、僕の肌質(混合肌)についてお話しておこうと思います。
・額や鼻にかけてのTゾーンの皮脂が多い
・毛穴詰まりを起こりやすい
・口周りはカサつきやすい
・加齢の影響で水分不足を感じやすい
基本的にはこのような肌質。
ですが、夏は脂が多くなり、冬は夏に比べて脂も少なくなりますがUゾーンのカサつきは強い傾向にあります。

そんな混合肌の僕がどんな美容成分を取り入れているのか?そして、どういった理由で選んでいるかご紹介しましょう。
ベントナイト・カオリン

ベントナイトは水を吸収して膨張し、数倍に膨れ上がる特性を持つクレイ(泥)成分の一つです。
最大の特徴としては
皮膚表面の皮脂をのみを吸着する効果があります。

僕はTゾーンの洗顔目的でベントナイト入りの洗顔料を使っています!
ベントナイト同様にクレイ成分の仲間であるカオリンは、皮膚への付着性に優れており、スクラブ剤に使われることがある成分です。
ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを安定化させ浸透性を高めた成分で皮膚に吸収されながら高い抗酸化力を発揮するよう改良されています。
これは、メラニンの生成を抑えてシミやソバカスを防いだり、皮脂の過剰分泌の抑制、抗酸化作用まで期待できる美肌の優等生のような成分です。

他の成分と組み合わせることで、多角的なエイジングケアを行うこともできるので、僕の中ではスタメン成分として愛用しています。
ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)

ナイアシンアミドはビタミンB郡の一種。
肌荒れ、美白、抗シワといった幅広い効果をもたらしてくれます。
水溶性なので化粧水やジェルなど、さまざまな化粧品に配合できる成分としても知られています。

ビタミンC誘導体との相性もいいことから、組み合わせて使うことが多い美容成分です。
トラネキサム酸

トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑えることで美白効果が期待される成分。
抗炎症作用もあり、肌の炎症を鎮めることでシミやくすみの改善に役立ちます。
日焼けによるダメージを抑えたい場合は、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)と組み合わせて肌荒れ防止としても有効です。
○注意点
トラネキサム酸は医薬品の成分に該当するので化粧品に配合することはできず「医薬部外品」にしか配合が認められていません。
アルブチン
アルブチンは、チロシナーゼの活性阻害をしメラニンの生成を抑える美白成分。
シミやソバカスを予防する効果があります。
ビタミンC誘導体と組み合わせることで、シミやくすみを防ぐのに効果的で、肌を明るく保ちたい方やシミ対策をしたい方に適しています。

もともとはコケモモなどの植物から抽出されていた成分で比較的刺激が少なく、安全性が高い成分!
レチノール

レチノールはビタミンAの一種。
肌のターンオーバーを促進し、抗シワ、肌荒れ改善に効果的な成分です。

僕は季節の変わり目、冬場などにヒアルロン酸入りのコスメと組み合わせて使うことが多いです!
〇注意点
シワ改善が認められたレチノールは「資生堂の純粋レチノール」のみとなっているため、抗シワ効果を期待するなら資生堂のスキンケア製品を選ぶといいでしょう。
アスタキサンチン

アスタキサンチンは、エビやカニ、サケなどに含まれる赤い色素(カロテノイド)の一種。
強力な抗酸化作用を持つ成分で、シワの原因になる活性酸素を除去する作用があります。
また、皮膚表面の炎症を予防することから肌荒れ防止や毛穴ケア、美白などの効果も期待されます。
フラーレン

フラーレンは、強力な抗酸化作用を持つ成分で活性酸素を除去する作用が報告されています。
なかでも注目すべきは
ビタミンCの約172倍の抗酸化力。
酸化によるダメージを長時間抑える働きが確認されています。
60 個の炭素原子からなる集合体で、サッカーボールのような形をしており、宇宙空間に漂うことからストーリー性のある成分としても有名です。

紫外線にも強いという特徴を持ってるので、僕はフラーレン配合の日焼け止めを使っていますよ。
混合肌さん向けのおすすめアイテム
※商品リンクを掲載しています。
リンク先の商品ページは自動更新されており、商品の価格や詳細、発送時期については各ECサイトに記載されている内容・商品説明をご確認ください。
洗顔料
オルビス ミスター フォーミングウォッシュ

価格 | 1,485円 |
肌タイプ | 全肌質 |
香り | 無香料 |
容量 | 120ml |
フォーミングウォッシュは無水ケイ酸×モロッコ溶岩クレイの洗浄成分が皮脂を吸着して毛穴汚れをすっきりと落としてくれます。
粘度が高いもっちり泡が毛穴の奥の汚れや皮脂を吸着し、テカリが気になるTゾーンもサッパリと洗いあげることができます。
ニキビや肌荒れを予防する有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」配合しており、男性に嬉しい美容成分がたっぷり配合されている洗顔料です。
化粧水
無印良品 化粧水 敏感肌用 高保湿 300mL

価格 | 800円 |
肌タイプ | 敏感肌 |
容量 | 300ml |
この化粧水は、乾燥や刺激に悩む肌に潤いを与えるために開発されたシンプルで高品質な化粧水です。
セラミドとグレープフルーツ種子エキスなど3種の植物エキス、そして5種のアミノ酸が肌に潤いを与えてくれるこちらは、カサつきが気になる部分をしっかり保湿したい方や肌荒れ時にもヒリつきにくいことが嬉しいポイントです。
他社のアイテムと比較しても比較的「肌に優しい成分」で、敏感肌の方も安心して使用できる化粧水になります。
オルビス クリアフルローション



価格 | 1,650円 |
肌タイプ | 全肌質 |
香り | 無香料 |
容量 | 180ml |
ベストコスメ8冠受賞の実績もある言わずとしれた有名化粧水。
ニキビ・毛穴詰まりに悩んでいる方からの支持も高く、実力はお墨付きも同然といったところでしょうか。
肌のバリア機能をサポートする紫根や肌荒れケアの甘草、保湿性が高い浸透型コラーゲンなどが配合されています。

「Lさっぱりタイプ」と「Mしっとりタイプ」の2種類があり、混合肌の方はさっぱりタイプが合うでしょう。
乳液
バルクオム 乳液 メンズ100g THE LOTION



価格 | 3,630円 |
肌タイプ | 全肌質 |
香り | フローラルフルーティ |
容量 | 100ml |
この乳液は化粧水を使用した後に使うと効果を最大限に発揮します。
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が豊富に含まれており、肌の水分をしっかりと閉じ込め、長時間乾燥を防いでくれます。
黄金まゆがもつ加水分解シルクやスクワランなど、保湿成分をたっぷり配合した高保湿タイプの乳液で、0.1%以下での成分比率調整を重ね、サラッとした使い心地に仕上がっていることも大きな魅力!

サラッとしたテクスチャーの乳液なので混合肌にはピッタリでしょう!
アスタリフトメン モイストエマルジョン


価格 | 4,076円 |
肌質タイプ | 乾燥肌,、普通肌、脂性肌 |
香料 | シトラス |
容量 | 80ml |
モイストエマルジョンは
肌にハリと弾力を与える乳液です。
特に乾燥やエイジングサインが気になる男性に向けて設計されており、肌に必要な栄養を与えつつ、軽やかな使用感でベタつかない仕上がりを実現してくれます。
ビタミンCの6000倍とも言われる高い抗酸化作用でシミやシワ、くすみへアプローチする成分のアスタキサンチンをナノ化して配合し、ベタつきにくい乳液が人気を集めています。

こちらもしっとりとしたテクスチャの乳液で、混合肌にはおすすめ一品です!
まとめ:多角的視点からコスメを楽しもう
成分選びは
コスメの特徴や得意な肌悩みを知る一つの指標。
製品に記載された成分表示は履歴書のようなもので、スキンケア初心者はすべて理解することは難しいでしょう。
それゆえ、いろいろな視点を持ち、柔軟な思考でメンズ美容を楽しんでもらえたら幸いです。
