\第一印象は “数秒で決まる”/
今日から好感度が上がる6つのコツを、印象分析のプロが解説します。
この記事でわかること!
- 第一印象が決まる仕組み
- “魅力的な人に共通するポイント”
- 著者の実体験からわかった「印象改善ワザ」
筆者は美容部員として、これまで1,500人以上の顔・肌・表情を分析してきました。
その経験から、「初対面の好印象」に本当に効果があった方法だけをまとめています。
第一印象はなぜ重要なのか?

どの視点から考えも、やはり「人柄」は大事。
でも、その人柄を知ってもらう前の関門が第一印象になります。
人は初対面で、次のポイントを瞬時に判断しています。
| 判断される点 | どう見られるかの例 |
|---|---|
| 清潔感 | 爽やか / 不潔 |
| 信頼感 | 任せられそう / 不安 |
| 品格 | 丁寧 / 雑 |
| コミュ力 | 話しやすい / 緊張感 |
・第一印象が良い
→ 話を聞いてもらえる
・第一印象が悪い
→ “中身” に辿り着く前に終了
これが現実だったりします。
また、ネガティブ印象を回復するには
“ポジティブな印象を8回積む必要がある” と言われます。
だからこそ、最初の数秒(第一印象)が時間的にも体力的にも大切なんです。
【経験談】魅力的な人に共通していたのは「相手視点」

筆者の職業である美容家という仕事は人と会う場面が多いので人を見るプロだと自負しています。
初対面でもぱっと見で大体どんな人なのかわかりますし、5分~10分も話せば性格や思考パターンまで読み取ることができます。
そんな中で「この人は魅力的だ」と感じる人
それは、例外なく相手視点を持っている人です。
- 自分がどう見えるか
- 相手がどう感じるか
- どんな空気になるか
これらを自然に考えられる人は、会話でも外見でも“余裕”があって惹きつけられます。
こうした「相手のために準備ができる人」というのは、良好な人間関係を築きやすく、長いご縁になることも珍しくありません。
第一印象は失敗すると挽回が難しい

第一印象は一度決まってしまうと、あとに「変わりにくいという性質」があります。
たとえば、初めてのデートで誠実さや清潔感をアピールできれば2回目、3回目のチャンスにつながりますし、だらしない格好で営業をしていたら説得力に欠けて次はないです。
もちろん挽回することは可能ですが、時間も労力もかかることを考えると最初から印象管理をしっかりと行っていたほうが得策。
では、どうすれば相手に良い印象を与えることができるか?
好印象をつくるポイントを6つ解説します。
好印象をつくる6つのポイント

① 身だしなみを整える:視覚情報は83%
第一印象の8割以上は見た目です。
「髪・服装・姿勢・肌の状態」が一瞬で判断されてしまいます。
そして、特に男性の肌は清潔感の象徴。
スキンケアを最低限やるだけで “仕事ができそう” “誠実そう” と感じてもらえます。
私たちは五感を使って相手を感じ取るわけですが
五感による情報入手の割合は…
視覚情報 :83%
(出典:産業教育機器システム便覧 教育機器編集委員会編 日科技連出版社)
聴覚情報 :11%
嗅覚情報 :3.5%
触覚情報 :1.5%
味覚情報 :1%
人間は中身が大事という話もありますが、初対面では外見こそ大事!
相手にいい印象を与えたいなら、妥協せず外見を徹底的にこだわってみることをおすすめします。
②自己顕示より「自己呈示」を意識する
筆者のこれまでの経験で言えば、第一印象がいいと悪い人の差は自己顕示と自己提示の差にあると考えています。
- 自己顕示
→ かっこつけたい - 自己呈示
→ どう見せるべきかを考える
たとえば高級レストランでのデートを想定するなら、“自分の着たい服” ではなく “相手が安心して隣にいたくなる服” を選べるかどうか。
この少しの意識が大きな差を生んでくれます。
打算的な考え方かもしれませんが、第一印象をよく思われたいと考えるならベクトルは相手に向けるべきで、自分がいいと思っている装いも、相手に好印象を与えることができなればただの「自己満足」で終わってしまいます。
③ 毎朝鏡を見る習慣をつくる

毎朝鏡を見る習慣をつくることで、肌トラブル・むくみ・ヒゲの剃り残しなど“人の目に触れる部分の変化” に気付きやすくなります。
人は話をするときに目を見て話すことが多いので、顔は特に視線が集中しやすいパーツです。
見られる時間が長く印象にも影響しやすい!
だからこそ、肌のキレイさは清潔感を左右する重要な部位になるんです。

東洋医学では「肌は内臓を映す鏡」と考えられており、肌の調子と健康状態には深い関係があると言われています!
④ アイコンタクトができるだけで魅力度が上がる

話が面白い人やカリスマ性が高い人は、アイコンタクトの使い方がとても上手いという共通点があります。
それも、ただ単に相手の目をじっと見ているわけではなく、時折自然を外してみたり、一番伝えたい場面では力強いアイコンタクトをとることで説得力や信頼感を与えてたりします。

第一印象に影響を与えるほどの威力があるので、使わない手はありません。
ずっと目を見る必要はありません。
“伝えたい部分だけ目を見る” が正解。
- 話を聞くときは軽くうなずきながら
- 大事な部分だけ視線を合わせる
これだけで信頼感が格段に上がります。
あなたが一番感銘を受けた講演やプレゼンの動画があれば、話し手の視線に注目してみてください。
きっと色々な発見があるはずです。
⑤ 「聞く姿勢」が最強の好印象をつくる
好感度が上がる聞き方は5つ。
- アイコンタクト
- 表情豊か
- ゆっくりした相づち
- 合いの手の質問
- 会話テンポを相手に合わせる
「自分の話を大事にしてくれている」と感じた瞬間、人は心を開きます。
この5つのポイントは多くの文献でも重要な傾聴スキルとしてよくよく紹介されているものです。

一度に全てやろうとすると会話がぎこちなくなってしまうので、できそうなことから挑戦してみましょう。
ポイント⑥:相手を軽んじない
結局、一番印象がよくなるのは “小さな配慮”。
身だしなみも話し方も、相手の時間を尊重する気持ちから生まれます。
相手に貴重な時間を使って会ってもらっているという感覚を持つことで、装いや持ち物、立ち振舞いなど色々なことに目を配れるようになります。
正直いって付け焼き刃のようなテクニックはすぐに見抜かれて逆効果に働く場合も珍しくありませんが、本心から生まれる配慮というのは地味で目立たずとも、相手は無意識に感じ取っているものだったりするのです。
よくある質問(FAQ)
- Q第一印象は何秒で決まりますか?
- A
3〜7秒が多数派です。
心理学では「初頭効果」とも呼ばれます。
- Qコミュ力が低いと第一印象は不利?
- A
話すより「聞く」ほうが印象に影響します。
聞き方の5か条だけでも好感度は大きく上がります。
- Q見た目と中身、どちらが大切?
- A
初対面で必要なのは見た目、関係が続くのは中身。
どちらも切り離せるものではありません。
まとめ:印象づくりは相手ありきで考えることが大事
面接・商談・デート・人間関係。
ほとんどの場面に第一印象が影響します。
外見を整える、聞き方を変える、相手視点を持つ。
この3つを意識するだけで、あなたの印象は劇的に良くなります。
今日からできることを、ひとつだけでいいので始めてみましょう。



