この記事は「こんなお悩みにおすすめ」です。
- 食事術で肌を若返らせたい
- 美肌に効果的な成分がわからない
- 肌トラブルが多い
ここ最近では街中で日傘を持つ男性を見かけることも多くなってきました。
僕は美容業界にいるので驚きは少ないものの、
エステサロンに通い、自宅ケアの美容道具なども駆使して「美肌作り」に目覚めている人も増えつつあるようです。
とはいえ、男性は女性と違ってBBクリームを塗ったり、メイクをする機会がほとんどないと思います。
だからこそ、素肌のキレイさは
見た目の印象を左右する重要な要素。
毎日の肌ケアはもちろん大切ですが、さらにもう一歩差をつけたいのなら、
ぜひ取り組みたいのが、そう…「食」です。

食は、そのカラダを作る!
この言葉通り、肌へ必要な栄養成分をしっかり送ることは、美肌づくりの土台を作ることと同じこと。
この記事を参考に、今日からぜひ「美肌」を意識した食生活を始めてみませんか?
メンズが肌活するメリット

肌活というと女性のイメージが強いかもしれません。
しかし、男性もやるべきだと僕は考えています。
男性が肌活するそのメリットは、
主にこの3点が理由です。
➊ 清潔感が出る
➋ 若く見られる
➌ 肌トラブルが減少する
順番に解説します。
清潔感がでる
肌活によってきれいな肌を手に入れると
「周囲の人に清潔な印象」を与えられます。
人は見た目ではないとは言われますが、初対面の際にはどうしても第一印象に左右されてしまうもの。
人と人がコミュニケーションをとる際に、どのような点に着目するのかに関して研究したメラビアンの法則をご存知でしょうか?
〇メラービアンの法則
・言語情報 = 7%
・聴覚情報 = 38%
・視覚情報 = 55%
この法則では、人とのコミュニケーションにおいて、上記の情報が第一印象におけるウエイトを占めるとされています。
つまり、人はどうしても
見た目に左右されてしまう訳です。
肌活によりきれいな肌を手に入れられれば「就職やお見合い、合コンの場」などでも清潔な印象を与えられることでしょう。

その意味でも、メンズの肌活には大きなメリットがあると言えます。
若く見られる

メンズが肌活し、肌がきれいになると若く見られることがあります。
年齢相応に見られればよいという方もいますが、男女を問わず「若いですね!」といわれ悪い気がしない方は多いでしょう。
反対に、老けて見えてしまう肌の特徴はこちら。
・シミが目立つ
・目の下にクマができている
・目じりやおでこのシワが目立つ
・ほうれい線がくっきりと目立つ
・肌のハリやツヤ、弾力が感じられない
・肌にうるおいがなくカサカサな印象
このような肌の状態の場合、
実年齢より老けて見えている可能性が高いです。

特に、シワやほうれい線は「さらに老けた印象」を与えてしまいます。
肌活で肌にハリやツヤがでて若々しい肌になれば、実年齢より若く見られることも増えてくることを実感できると思います。
肌トラブルが減少する

肌にはニキビやテカリ、毛穴のトラブルがつきもの。

もちろん僕も、飲み会が増えたり、睡眠時間が不足すれば肌の調子は悪くなります…
肌トラブルは日々の生活習慣やスキンケアなどの積み重ねにより増えたり減ったり。
だからこそ、今アナタが感じ、目に見えている肌トラブルは「日々の習慣を積み重ねた結果」とも言い換えることができます。
肌活を行い身体の内側・外側からキレイになると、その原因を「根本から改善」する効果が期待できますし、肌トラブルが減少することで鏡を見たときのストレスも軽減するでしょう。
オトコの肌の悩み別おすすめ栄養素

では、日ごろの食事でどのような栄養素を摂取するのが効果的なのでしょうか?
男性特有の肌の悩み別に、おすすめの栄養素とそれらを含む食品をご紹介します。
目的:皮脂の分泌を抑える
男性は女性に比べ、男性ホルモンの働きにより皮脂の分泌が活発になりがち。
特に脂性肌の方はこの悩みを抱えているケースが多いです。

そんな方は、皮脂を抑えてくれる栄養成分を摂り、身体の中からもコントロールしましょう。
「皮脂の分泌」を抑える成分はこちら。
➊ ビタミンB2
➋ ビタミンB6
➌ ビタミンC
➍ コラーゲン
➎ 食物繊維
「皮脂の分泌」を抑える食事はこちら。
納豆、鶏肉、うなぎ、レバー
バナナ、豆腐、マグロ
ホウレン草、果物、ジャガイモ、パブリカ、ピーマン、ブロッコリー
鶏皮、軟骨、手羽先、牛スジ肉、豚足、魚類
こんにゃく、根菜類、納豆、キノコ類、緑黄色野菜、果物、海藻類
目的:保湿効果を高める
男性の肌は女性に比べて40%程度水分量が少ないと言われています。
肌が乾燥していると水分の蒸発を防ぐため、余計に皮脂を分泌して守ろうとし、これが皮脂の過剰分泌をさらに招く原因にもなるんです。

乾燥肌に悩む方は保湿効果を高める栄養素を摂り、肌の潤いを保ちましょう!
「肌のうるおい」を保つ成分はこちら。
➊ たんぱく質
➋ オメガ3系脂肪酸
➌ ビタミンA
➍ ビタミンE
他:ビタミンB2、ビタミンC、コラーゲン
「肌のうるおい」を保つ食事はこちら。
肉類(特に鶏肉)、魚類、卵、大豆製品、乳製品
アマニオイル、えごま油、青魚などの魚類
レバー、うなぎ、卵、人参、ほうれん草、パセリ、鮎、ホタルイカ
ごま、ナッツ類、大豆、アボカド、すじこ、あんこうの肝
目的:肌の老化を防ぐ
シミやシワ、肌のくすみやたるみなどが気になったら肌の老化が進んでいる証拠です。
肌の老化は紫外線やストレス、睡眠不足や栄養バランスの乱れなどによって発生した「活性酸素」によって引き起こされます。

エイジングケアを行いたい方は、抗酸化物質を摂るのがおすすめです!
「抗酸化物質」を摂るに適した成分はこちらです。
➊ ポリフェノール
➋ βカロテン
➌ リコピン
➍ アスタキサンチン
他:カテキン、ビタミンC、ビタミンE
続いて、
「抗酸化物質」を摂るに適した食事はこちらです。
赤ワイン、ブルーベリー、緑茶、紅茶、ココア、チョコレート、豆類、ショウガ、コーヒー
モロヘイヤ、人参、ほうれん草、ブロッコリー、マンゴー、パパイヤ、ベビーリーフ
トマト、スイカ、柿、ピンクグレープフルーツ
エビ、鮭、鯛、いくら、海藻
目的:肌荒れを防ぐ
肌荒れの原因の一つには、
腸内環境の悪化があります。
腸の中で溜った老廃物や有害なガスが、血管を通って肌まで運ばれると、吹き出物などを引き起こしやすくなるため。
せっかく肌によい栄養素を摂っても、腸内環境が良くなければ上手に消化吸収されず栄養を肌に届けることができません。

肌荒れに悩む方は、腸の動きを活発にして腸内のデトックスを心掛けましょう。
「腸の動きを活発」にする成分はこちらです。
➊ 乳酸菌
➋ オリゴ糖
➌ 酵素
他:食物繊維
「腸の動きを活発」にする食事はこちらです。
ヨーグルト、キムチ、漬物、チーズ、発酵バター
はちみつ、りんご、大豆、アスパラガス、ニンニク、玉ねぎ、ゴボウ
甘酒、味噌、納豆、発酵食品、塩麹

以上が、肌の悩み別のオススメの栄養素と食品です。
ただし、肌に良いからと「一つの食品を重点的」にたべるのではなく、バランスも大切です。
上記の成分を意識しながら、毎日の食事に上手に組み込んで食べるようにしましょう。
三分で完成! 男性にも簡単な美肌料理
ここで、僕がおすすめする「美肌によい食材を使った簡単レシピ」を一つご紹介しますね。

僕も週に2回ほど食べますし、すぐにできてお酒に合う一品です!
『マグロとイクラの野菜サラダ』
- STEP1ベビーリーフまたはほうれん草などの青菜をお皿の上に敷き詰めます。
- STEP2その上に、お刺身のマグロを並べ、周りにスライスした玉ねぎ、パプリカ、細かくカットしたトマトなど、お好みの野菜を乗せていきます。
- STEP3ドレッシングは、アマニオイル(えごま油やサチャインチオイル、オリーブオイルなどでもOK)をベースに、醤油や塩麹、擦った生姜をお好みの量で混ぜ合わせて全体にかけたら完成です。
- ポイントイクラや細かく砕いたナッツ類、白ごまをかけるのも効果的です。

このサラダ一つで、ご紹介した様々な栄養成分が摂取できます。

食事ではありませんが、体内に入るものとして血流、代謝を下げる「紙たばこ」は美肌づくりにおすすめできません。
喫煙されている方は、これを機に量を減らしてはいかがでしょうか。
まとめ
栄養が行き届いた健康な状態は、肌にさまざまなポジティブな効果をもたらします。
美肌への道は、内側からのアプローチも欠かせないもの!
栄養が行き届いた健康な状態なら、肌ケアの効果もきっと表れるはずです。

ぜひ、今日から「肌に良い食事」を取り入れてみましょう。
