この記事は「こんな人におすすめ」です。
・自分の肌質がイマイチよくわからない…
・正確な肌質を診断する方法を知りたい
・長年にわたる肌悩みを解消したい
自分に合う化粧品を見つけるには、自分の肌質を把握して「解消したい肌悩みはなにか?」を明確することが何よりも大切。
今回は、せっかく美容に関心をもったアナタにだからこそ、自身の肌質について知ることの重要性について理解を深めていただければと思います。
本記事では、
➊ 乾燥肌
➋ 脂性肌
➌ 普通肌
➍ 混合肌
上記、4つの肌質を見分ける診断を行います。
また、より掘り下げて「タイプごとの正確なスキンケア方法」をご紹介。
なお、今回の内容は男性に向けた情報として書いています。その理由は男性の肌と女性の肌とではホルモンの量の差やライフスタイルの違いなど肌質に大きな差異があるためです。
その違いに着目することで、
より正確に…
- 自分に合う化粧品がわかるようになる
- スキンケアの効果を最大化できる
- 肌を整えることの楽しさがわかる
といった狙いがあります。

人の肌質は千差万別なものだからこそ、スキンケアは簡単なようで難しい…
肌質を知るために知っておくべきこと3つ

まず、正確に肌質診断をするため、知っておいていただきたいことが「3つ」あります。

自分の肌質をより深く知ることができると自分に合う化粧品が選びやすくなりますよ。
こちらについて解説します。
ポイントをおさえておきましょう!
ポイント1:男性の肌と女性の肌と違い

男女の肌質の違いについて知ることは、自分に合う化粧品を見つけるうえで必要不可欠です。
あまり知られていない話ですが、一般的な肌質の話をする場合は「20~30代くらいの女性のデータ」を元にしている場合が多いです。

では、実際に男女でどれくらい肌質に差があるのか?
2020年に資生堂が「20代~30代の男女」を対象とした調査では、男性と女性とでは以下の違いがあることがわかっています。
男性の肌質は…
それぞれ、詳しく解説します。
男性の肌は皮脂が多い
男性の肌の特徴として、思春期頃から皮脂分泌量が盛んなり、成人する頃には「女性のおよそ2倍」になります。

加齢ととも皮脂量が低下する女性に対し、男性の場合は60代頃までほぼ変わらないというデータも。
特に皮脂分泌量の多い額から鼻にかけてのTゾーン、こめかみなどはテカりやすくべたつきやすい傾向にあります。
男性の肌はシェービングの影響を受けやすい

日常的にシェービングをする男性が多いことから、口周りやアゴ、アゴ下、頬などにカサつきを感じる方は多いはずです。
理由はシェービングにより、ヒゲと一緒に肌表面の「角層、皮脂膜」が取り除かれてしまうから。
つまり、肌のうるおいは「角層」と「皮脂膜」によって守られています。
そのため、肌自らの保湿力を高めること、それを補う美容成分の有無がスキンケアのポイントになることを覚えておきましょう♪
男性の肌は紫外線ダメージを受けやすい
肌の角層には、水分の蒸発を防ぐ以外にも外部の刺激から肌を守る役割(バリア機能といいます)があります。

シェービングをするとヒゲと一緒に角層が削られるので、バリア機能が低下しやすくなります。
その結果、外部の刺激に弱くなり紫外線によるダメージを受けやすくなるわけです。
そうなると、シミや肌荒れ、肌のごわつきの原因である紫外線(UVB)の影響を受けやすくなるので、将来シミで悩みたくないなら紫外線対策は必要不可欠と言えるでしょう。
男性の肌はストレス耐性に弱い
「酸化ストレス」が増加すると細胞の損傷や炎症が起こり、肌あれするリスクが増加します。
酸化ストレスを一言でいうと…
紫外線やストレス・食生活の乱れから活性酸素が発生し、肌がサビついてしまうこと。
これが「肌老化の原因」のひとつです。
男性の肌は女性よりも酸化ストレスの影響を受けやすいことがわかっており、ストレス耐性の差こそ男女の皮膚生理の違いの要因であるという指摘もあります。
この章でのポイントは下記になります。
ポイント2:肌質チェックは定期的に行う

肌質は年齢や季節などによって変わる場合があるため、定期的に診断し直すことをおすすめしています。

肌質診断をする上で重要なのは「自分は◯◯タイプ」と一つのタイプに縛られすぎないこと。
肌は部位によってもコンディションに差異があり、複数タイプの要素を持っている方は意外と多いです。
ポイントは顔をパズルのようにパーツで見ること。
ここ最近は「Tゾーンは脂っぽいから油分は控えめにしよう!」という風に、部位によってお手入れの仕方に変化をつけるとグッドです!
季節の変わり目、普段の化粧品が肌に合わなくなったときは肌が揺らいでいる可能性がありますので、肌質の再チェックをおすすめします。
ポイント3:敏感肌かそうでないか

敏感肌を見分けるのは実はとても難しいのですが、簡単に言えば普通の化粧品を使えるかが判断基準です。

たとえば、メンズ洗顔料は爽やかな使用感を出すためや、皮脂が多い男性の肌を洗浄する目的からアルカリ性の場合が多いのですが、敏感肌の方が使うと刺激に感じることがあります。
他にもエタノールや紫外線が刺激になる場合もあり、原因もさまざま。
あくまで僕の経験上ですが、男性はシェービングの影響でバリア機能が低下し、敏感肌に傾いている方多く見受けられます。
一つの目安として考えていただきたいのですが、敏感肌によくある傾向を以下にまとめたので、参考にしてみてください。
敏感肌の主な特徴…
- 疲労、ストレス等で肌荒れをよく起こす
- 顔全体にカサつきをよく感じる
- 肌のつっぱりを度々感じる
- 摩擦などの物理的な刺激に敏感
- アレルギーを含む化学的な刺激に敏感
4つの肌質タイプ診断とお手入れワンポイント
肌質タイプは、
以下の「4タイプに分類」するができます。
ご自身の直近1~2週間の肌状態を振り返り、該当する特徴をチェックしてみましょう。
男性が目指すべきは、肌トラブルが少なく健やかな肌とされている「普通肌」です。
どんなスキンケア、ライフスタイルで普通肌が変化する要因になるのかもチェックしておきましょう!
普通肌(ノーマル肌)の特徴とスキンケアのポイント
普通肌(ノーマル肌)の特徴6つ

普通肌(ノーマル肌)は肌の水分と油分のバランスが整っている状態の肌質を指します。
特徴はこちらです。
- みずみずしく、ベタつきも少ない
- 頬に十分なうるおいがある
- 肌全体にツヤがある
- 肌にほどよく血色がある
- 肌トラブルがほとんど起きない
バリア機能が正常に働いて肌に適度なうるおいがあることから、肌トラブルも少ない理想的かつ目指したい肌です。
「自分には無理だ…」と思うかもしれませんが、自分に合うケアを継続していくことで誰でも目指すことは可能なので、諦めずに頑張りましょう!
普通肌(ノーマル肌)になるためのスキンケア方法
・洗顔&クレンジングは汚れ落とすことが優先

肌タイプに合った、適度に洗える洗顔料を使い続けることが大切です。
うるおいを残す意識が強すぎるあまり、洗浄力の弱い洗顔料を選びがちな方も多いかもしれませんが洗顔の一番の目的は汚れを落とすこと。
肌がつっぱらない程度に、スッキリと洗える自分に合った洗顔料を選ぶことを心がけてください。
・肌がしっとりするまで保湿する
肌が敏感に傾いたり、肌荒れを起こしやすい状態はバリア機能が低下している証拠。
バリア機能を司る「NMF、細胞間脂質」に働きかける美容成分が入っているとよりしっとり感を得られます。

肌を心地よくしっとりと保湿できる化粧品を選ぶことが大切!
・紫外線対策はマストで行う
紫外線は1年を通して降り注いでいます。
将来シミやシワで悩まないためにも、紫外線対策は保湿とセットでしておきましょう。
なお、日焼け止めを塗るのが面倒な方は
・UVカット効果のあるオールインワン化粧品
・BBクリーム
これらを使うのが便利です。
ここで、時間がない方でも手軽に使える。
おすすめのUVカット効果のあるオールインワン化粧品をご紹介させてください。

オールインワンで日焼け止めも入っているので、忙しい朝には重宝しますよ。
アンファーディズム オールインワンジェル UV 70g



価格 | 2,200円 |
肌タイプ | 全肌質 |
容量 | 70グラム |
「アンファーディズム オールインワンジェル」は、どんなライフスタイルの男性にもおすすめできる手軽にスキンケアとUVケアができる多機能ジェルです。
これ1つで「保湿・エイジングケア・UV対策」をすべて網羅しており、忙しい毎日でも短時間でしっかり肌を守ることができます。
おすすめの理由
- オールインワン処方
化粧水・乳液・美容液・クリーム・UVケアを一つにまとめた便利アイテム。面倒なスキンケアを時短でこなせます。 - 「SPF50+ PA++++」
高いUVカット効果で、日常の紫外線から肌をしっかりガード。アウトドアやデスクワークでも紫外線ダメージを防ぎます。 - 保湿力とエイジングケア効果
乾燥しがちな肌をしっかり潤しながら、肌のハリや弾力をキープします。 - ベタつかない軽いテクスチャー
さっぱりとした使い心地。どんな肌タイプの方にもフィットし、快適に使用できます。

スキンケアを手軽に済ませたい方や、しっかり紫外線対策をしたい方に最適なアイテム。これひとつで朝のケアを完了させ、1日中自信を持って外出できます!
マニフィーク オールインワンジェル UV メンズ スキンケア 日焼け止め



価格 | 2,200円 |
肌タイプ | 全肌質 |
容量 | 100グラム |
こちらも手軽にスキンケアとUVケアが同時にできる多機能な男性用ジェルです。
忙しい日々の中でも簡単に肌を整え、紫外線からしっかり守ることができるため、シンプルなケアを好む男性に最適なアイテムだと言えます。
おすすめの理由
- オールインワン処方
これ1つで化粧水・乳液・美容液・日焼け止めの役割をすべて果たし、時短スキンケアが可能。 - 「SPF50+ PA++++」
強力なUVカット効果が、紫外線から肌をしっかり守り、日焼けやシミの原因を防ぎます。 - 保湿力
乾燥しがちな肌を潤し、しっとりとした状態をキープ。外的ダメージからも肌をしっかり守ってくれます。 - 軽い使い心地
ベタつかずサラッとした仕上がり。どんな肌タイプの男性にも快適。

手間をかけずにしっかりスキンケアとUV対策をしたい方にぴったりのアイテム。
簡単なステップで肌をケアし、外出時も自信を持って活動できる肌を保ちます。
乾燥肌(ドライ肌)の特徴とスキンケアのポイント
乾燥肌(ドライ肌)の特徴6つ

乾燥肌は、肌にみずみずしさや脂っぽさが不足している状態を指します。
乾燥肌の特徴はこちらです。
- 肌のつっぱりを感じやすい
- 目、口周りがカサつきやすい
- 小じわが目立ちやすい
- ヒゲ剃り時に赤み、出血しやすい
- 肌荒れしやすい
この乾燥肌は、肌のうるおいが不足しているためトラブルが起きやすい肌質。水分と油分をしっかりと補給して、肌自らが潤う力をサポートするケアを心がけましょう。
乾燥肌(ドライ肌)のためのスキンケア方法
・優しい洗顔を心がける
肌の調子に合わせて弱酸性タイプなどの洗浄成分に注目して選びましょう。
お風呂上りや洗顔後のタオル摩擦も厳禁です。
・肌がしっとりするまで水分と油分を補う
高保湿タイプの化粧品を選びます。
また、化粧水で水分を与えながら、乳液やクリームでしっかり水分蒸発を防ぎましょう。
・サプリでの栄養補助が効果的に!
乾燥肌に限らずバランスの取れた食事を心がけるのは大前提ですが「マルチビタミン、ヒアルロン酸」などが含まれるサプリが効果的です。

乾燥肌の詳しいスキンケア方法などは、こちらの記事で詳しくまとめているので、興味のある方はチェックしてみてください。
脂性肌(オイリー肌)の特徴とスキンケアのポイント
脂性肌(オイリー肌)の特徴5つ


脂性肌は、油分が多く毛穴が目立ちやすい特徴があります。
ニキビや肌トラブルの原因になり得るため
特に洗顔では…
・過剰な油分のオフはしないこと。
・水分補給メインの保湿をすること。
このような対策が必要になります。
脂性肌の特徴はこちらです。
- 肌がテカりやすい
- フェイスペーパーをよく使う
- 頬の毛穴が目立ちやすい
- ニキビ・吹き出物ができやすい
- 毛穴が詰まりやすい
もともと男性は皮脂が多いため「自分は脂性肌だ!」と思い込んでしまうことがあるのですが、シェービングによりUゾーンあたりが乾燥肌に傾いている場合がある点に注意しましょう。
脂性肌(オイリー肌)ためのスキンケア方法
・過剰な皮脂を優しくオフする
朝と夜の1日2回、洗顔料を使用して洗います。

脂をしっかり落としたい気持ちも分かりますが、摩擦は避けて泡を転がすようにしましょう。
おすすめの洗顔料としては、汚れを吸着する「ベントナイト」などが配合されたスッキリと洗える洗顔料を選ぶのがおすすめです。
・保湿は水分補給メインで
脂性肌でも保湿は欠かせません。
みずみずしいテクスチャーのローションやジェルタイプの化粧水を選ぶといいでしょう。油分はカサつきが気になる部位のみにし、肌の水分バランスを整えることが大切です。
・油を多く含む食品を避ける
揚げ物など油っこい食べ物はテカリの原因になります。
豆知識として、健康にいいイメージのあるナッツですが、脂性肌の方が食べると皮脂が出やすくなる場合があるので控えた方が良いでしょう。
混合肌(コンビネーション肌)の特徴とスキンケアのポイント
混合肌(コンビネーション肌)の特徴つ

混合肌は額や鼻、あごのTゾーンがテカりやすく、目元や口周りなどの部位が乾燥するのが特徴です。
この肌状態の方は部位ごとに適したケアを行うことが重要になります。
たとえば、Tゾーンは油分を控えてその他の部分は水分メインの保湿にするなど、肌の状態にあったスキンケアを心掛けてください。

Tゾーンに脂性肌の特徴があり、その他の部位で乾燥肌の特徴が当てはまれば混合肌となります!
混合肌(コンビネーション肌)のためのスキンケア方法
・部位ごとに適した洗顔をする
よく泡立てた洗顔料をTゾーンに付けた後、その他の部位になじませて優しく洗いましょう。
意外と見落としがちなのがタオルの拭き方。
摩擦を避け、タオルを優しく押し当てるように水気と取ると肌状態に健康に保つことができます。
・水分補給をメインに油分は部分ケアで
みずみずしいオールインワン化粧水がおすすめ。
乳液やクリームはカサつきが気になる部位のみに足して肌全体にしっとり感が得られたらOKです。
・インナーケアにも目を向ける
タンパク質やビタミン、ミネラルなど肌が喜ぶ食事を心がけることが大切。
内と外の両面からアプローチし、健やかな肌を目指しましょう!

4タイプある肌質の特徴を振り返ります!
- 肌タイプは基本4タイプに部類される
- 肌質は季節などによって変わるため、定期的に見直すことが必要
- 一つの肌タイプに縛られず、臨機応変なケアを心がけること
まとめ:自分の肌質を知るとスキンケアの幅が広がる
自分に合う化粧品を見つけるためには、まず自分の肌質を知ることが大切です。
セルフ診断では難しい場合もあるので信頼できる美容アドバイザーをつくっておくのも一つの手でしょう。
「自分の肌が本当に必要にしていることは何か?」
これをしっかりと見極め、理想の肌を目指していきましょうね!
