本記事ではメンズスキンケアの基本でもある「化粧水の使い方」について解説します。
みなさんはこんな疑問ありませんか?
・ 化粧していないのに化粧水が必要?
・ そもそも化粧水ってなに?
・ 興味はあるけど 何を買えばいい?
などなど、このような疑問にも丁寧に解説していきましょう。
この記事はこんなお悩みを解決します!
- 化粧水の効果と使い分け
- 化粧水の使い方
- 男性用化粧水の選び方
そもそも化粧水って?「効果・役割を知ろう」

「化粧水は肌を保湿するものじゃないの?」と体感的に理解していても、実際どんな働きをするかのを分かっている方は少ないと思います。
結論からいうと、
化粧水の役割はこちらの3つ。
・ 肌に水分を与える
・ 肌を整える
・ 乳液やクリームの浸透を助ける
つまり化粧水は、肌に水分を与えて潤いある肌へ整える重要な役割を担っているということ。
くわえて、男性肌は女性肌に比べ「水分量が1/2~1/3程度、水分蒸散量が2倍以上」という特徴があり、放っておくと乾燥や肌あれの原因になりやすいです。
ですが、化粧水を塗ることで肌のモイスチャーバランスが整い、トラブルが起こりにくい肌をキープすることができるわけです!
化粧水の約8割は「水」?

少しショックな話に感じるかもしれませんが…
化粧水成分のうち80~95%は水です。
「うーん。水だったら塗らなくても同じでしょ!」
そう思いたくなるところですが、この内のたった「5~20%」の成分の組み合わせで使用感が全く変わるのが化粧品の面白さでもあります。

化粧水にとろみをつけたり香りづけをしたりする成分は「1%未満の配合量」でも十分に差が出ます!
保湿は化粧水だけでは不十分なのか?
よく「化粧水だけで保湿できますか?」という質問を受けますが、基本的には乳液やクリームも使うようにしましょう。
乳液やクリームを塗ることで肌表面にうるおいを逃しにくくするベールができ、カサつきも感じにくくなります。
乳液とクリームの違いはコチラ。
○乳液
化粧水とクリームの間くらいの使用感でみずみずしく、肌になじみやすいのが特徴です。
○クリーム
乳液と比べるとやや重く感じるものの、油分を補う効果が高いので、肌の乾燥が気になる冬場に使用するなど肌状態で使い分けます。
化粧水の使い方

では、化粧水の使い方を解説します。
普段何となく化粧水をつけているという方は多いと思いますが、実はちょっとしたコツを覚えておくことでうるおいの感じ方が全く変わります。

筆者が美容部員やメイクアップアーティスト時代に実践していたノウハウを共有します。
ポイントは4つ
➊ 洗顔後 なるべく早く化粧水をつける
➋ 量はケチらない
➌ 顔の内側から外に向かって塗る
➍ カサつきが気になる部位があれば付け足す
それぞれのポイントを掘り下げていきます。
洗顔後なるべく早く化粧水をつける
洗顔後の肌というのは実はとてもデリケート。
すばやく化粧水を塗って肌コンディションを整えてあげることが大切です。
入浴後についても「10分以内にスキンケアで保湿すると肌が乾燥しにくくなる」という報告もあります。

化粧水は時間をかけすぎず「すばやく、丁寧に!」を心がけてください!
量はケチらず使おう
化粧水の適量はおおよそ「100円玉大~500円玉大」のサイズ。
もったいないからといって、ちょびちょび使いは効果が半減してしまう場合がありますし、肌表面の角層が吸収できる水分量にも限界があるので、必要以上につけても効果は変わりません。
やりすぎは逆効果になることあるので注意しておきましょう。
顔の内側から外に向かって塗る

手のひらに適量の化粧水をとったら、顔の内側から外側に向かって伸ばします。
化粧水を塗るときは、パンパンと顔を強く叩いたり、ゴシゴシ擦ったりするのはダメです!
赤ちゃんに触れるようなイメージで手の力を抜いて肌になじませましょう。

優しく押さえるようになじませていくと顔全体がみずみずしく仕上がります。
カサつきが気になる部位があれば付け足す
男性の場合、どうしても女性と比較して目元や口周りが乾燥しやすい特徴があります。
カサつきが気になる部分は化粧水を付け足すように使用してください。
化粧水で十分にうるおいを与えたら乳液も同じように塗っていけば完了です!
何を買えばいい?メンズ化粧水の選び方

いざスキンケアを始めようと思っても…
まず最初にぶつかるのが「何を買っていいのかわからない!」という悩みだと思います。
そこで今回は、スキンケアにあまり馴染みがない男性に向けて「初心者、中級者、上級者」の3段階に分けたスキンケアアイテムの選び方をご紹介します。

とてもシンプルな選び方!
大外れもしにくい方法だと思うので参考にしてみてください!
【初心者】テスター&サンプルで試して選ぶ
筆者もスキンケアデビューした頃そうだった…
スキンケアビギナーはそもそも経験値が足りないので「肌質で選んでください・肌悩みで選びましょう」と言われてもピンときません。
そんな時は、ドラッグストアでテスターが置いてあるものを試してみて、使い心地が一番いいと感じたものを選んでみてください。「心地よく使える=肌との親和性が高い」わけですから的はずれなアイテムを選ばずに済むというメリットもあります。

色んな化粧水にふれて経験することで自分なりの好みも確立されていくので、おすすめの方法です。
【中級者】「年齢、肌質、肌悩み」3つの軸で選ぶ
ある程度、化粧水を使い続けていくと…
・ もっと保湿力がほしい
・ ニキビを予防したい
・ くすみが気になる
という風な自分の「なりたい肌」が出てきます。
そこで「年齢、肌質、肌悩み」という3つのポイントを明確にすることで、より自分にマッチした化粧水を選べるようになります。
イメージしやすいようにいくつか例を見てみましょう。
20代後半男性の化粧水の選び方
ケース1:毛穴が気になるAさん
年齢
→20代後半で肌質は混合肌
肌悩み
→毛穴が目立つようになり、肌のザラつきも気になっている
まずAさんの場合、キーワードとなるのが「毛穴」です!
毛穴が目立つということは、皮脂が詰まって角栓に悩んでいる可能性が高そう…。そんな、Aさんの混合肌を踏まえると使用感はさっぱり系の化粧水が向いています。
結論としては、毛穴ケアができるさっぱりとした化粧水から選ぶ!
30代男性の化粧水の選び方
ケース2:肌質が変わった気がするBさん
年齢
→30代中盤で肌質は乾燥肌
肌悩み
→20代のころと比べてハリがなくなり、肌トラブルも増えたので何をどうしていいのか分からない
30代を過ぎると露骨に感じるお肌の曲がり角。
Bさんの肌の場合、加齢とともに水分量が低下するのに対し、皮脂量はあまり変わらないことが原因のようです。
その結果…アブラっぽく感じるのに肌表面はカサつくという矛盾した状態に陥っている!
ハリの低下が気になることを踏まえると…結論はエイジングケア化粧水や、高保湿タイプの化粧水が候補。

自分の肌質がいまいちわからないという方は、肌タイプ診断ができるこちらの記事をチェック!
【上級者】成分から自分の肌に合うものを選ぶ

自分がどんな肌になりたいかがわかってきたら、成分を参考に自分の肌質にマッチする化粧水を選んでみましょう。
コスメには、必ず全ての配合成分を記載する決まりがあり、その成分から使用感や特徴、どんな人に向いているかなどがわかるようになっています。

全成分表示は、コスメの履歴書と覚えておくとイメージしやすい!
たとえば、同じ保湿成分でも保水力の高さが違ったり、さっぱり系の質感のものもあれば、しっとり系の質感のものもあります。どんな肌悩みがあり、それを解決するにはどんな成分が効果的かがわかるようになると、コスメ選びに幅ができて楽しみも増えていきます。
メンズ化粧水のQ&A

ここからは、よくあるメンズ化粧水の疑問について触れていきます。
筆者自身がよく聞かれる質問をラインナップしてみたので、参考にしてみてください。
化粧水はいつ使うのが正解?
結論からいうと、朝と夜の1日2回がベスト。
特に顔を洗ったタイミングとセットで保湿することを心がけてください。
また、洗顔したまま放っておくと乾燥肌になりカサつきや肌あれの原因になるので気をつけましょう。
安い化粧水より高い化粧水のほうが効果がある?
化粧品の値段は、ブランド価値や使われている成分、容器、広告費などさまざまな要因で決まるので、一概にそうとはいい切れません。

一番重要なのは自分の肌質に合うオンリーワンの化粧水を選ぶこと!
そして、自分が使っていて心地いいかどうかという感性面も重視して選ぶと失敗しないでしょう。
「薬用」の化粧水は薬と同じ?
薬用と書かれたコスメは医薬部外品として認められた化粧品。
ですが、薬のような即効性はありません。
〇医薬部外品
医薬品と化粧品の間の立ち位置で、主に予防目的という特徴があります。
男性が女性用の化粧水を使うのはアリ?
問題ありません。
ですが、男性の肌と女性の肌には違いがあるので、メンズ向けの化粧水のほうが相性はいいと思います。
男性の肌は女性の肌と比べて…
・ オイリーかつ毛穴が目立ちやすい
・ シワになりやすい
・ 水分量が少ない
・ 弾力が低下しやすい
このような特徴がありますので、特別な理由がない限りはメンズ向けの化粧水を使うのがおすすめです。
プロが勧める男性用化粧水

この章では、筆者おすすめのメンズ化粧水をシェアします。
リーズナブルな価格帯のものをラインナップしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品リンクを掲載しています。
リンク先の商品ページは自動更新されており、商品の価格や詳細、発送時期については各ECサイトに記載されている内容・商品説明をご確認ください。
【ウーノ】スキンバリアローション


| 価格 | 1,030円 |
| 肌質タイプ | 全肌質 |
| 香料 | ー |
| 容量 | 100ml |
こちらは、ややとろみのあるテクスチャーでしっとりめの使用感の化粧水。
ベタつくと思いきや、エモリエント感を感じつつもナチュラルになじむ使い心地の良さが人気の秘訣で、口コミでも高く評価されているアイテムです。
保湿成分には「ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na」という2種類のヒアルロン酸が使われており、うるおい持続性も◎。乾燥や肌荒れ、紫外線などのダメージに負けない「バリア機能」をサポートする成分が配合されていて、シンプルに使えるスキンケアアイテムになっています。

忙しい男性に向けた1本で、肌をしっかり保湿しながら外的刺激から肌を守ってくれます!
おすすめの理由
- 肌バリア機能を強化
乾燥や紫外線、環境ストレスによるダメージから肌を守るバリア機能を高めて肌荒れ対策。外で活動する機会が多い方や、日常のダメージから肌を守りたい方にぴったりです。 - しっかり保湿
ヒアルロン酸やグリセリンなどの保湿成分が、肌にうるおいを与え、長時間しっとりとした肌を保ちます。乾燥しがちな男性の肌も、一日中潤いをキープしてくれます。 - べたつかない軽い使用感
ローションタイプで、さらっとした軽いテクスチャーが特徴。ベタつかず肌にスッと浸透し、脂性肌や混合肌の方でも快適に使用できるのが魅力。 - 簡単なケア
1本で保湿と肌バリアのケアができるため、スキンケアに手間をかけたくない男性にも最適。忙しい朝や夜でも素早く肌を整えることができます。
【菊正宗】日本酒保湿化粧水 しっとり

| 価格 | 2,233円 |
| 肌質タイプ | 乾燥肌, 普通肌 |
| 香料 | 無香料 |
| 容量 | 150ml |
乳液タイプと書いてあるように、やや粘性のあるとろっとしたテクスチャーは好みが分かれるかもしれませんが、日本酒の力を活かした保湿力抜群の化粧水で、乾燥しがちな肌に潤いを与える商品です。
伝統的な日本酒成分が肌にしっとりとしたうるおいを与え、健康的でハリのある肌を実現してくれます。

日本の古き良きスキンケアの知恵を活かした、自然派志向の男性におすすめ!
おすすめの理由
- 日本酒由来の保湿成分
日本酒に含まれるアミノ酸やミネラルが、肌に深い潤いを与えてくれます。特に乾燥肌や敏感肌に効果的で、保湿を重視したい方に最適。 - 高い保湿力
とろみのあるテクスチャーが、肌にしっかり密着して保湿を持続し、肌を乾燥から守ります。これ一つでしっかりとしたうるおいが得られるため、乾燥する季節にも安心。 - 大容量でコスパ良し
500mLの大容量ボトルなので、顔だけでなく全身にも惜しみなく使えます。コストパフォーマンスが非常に高くて毎日のスキンケアを気軽に続けられるのが魅力。 - 肌に優しい処方
日本酒成分を活かした自然派のスキンケアであり、アルコール成分が抑えられているため、肌への刺激が少なく敏感肌の方でも使いやすいのがGOOD。
【ロート製薬】メラノCC Men 薬用しみ対策美白化粧水


| 価格 | 880円 |
| 肌質タイプ | 全肌質 |
| 香料 | レモン |
| 容量 | 170ml |
プチプラの定番と言えばこのシリーズ。
シミやそばかす、肌のくすみが気になる男性に向けて開発された薬用美白化粧水です。
美白有効成分の高浸透ビタミンC誘導体、炎症を抑える有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されており、日焼けやシミに悩む方におすすめの商品。

アスターシェーブとしても使えるので幅広い年代の男性に相性がいいでしょう!
おすすめの理由
- シミ・そばかす対策
美白成分であるビタミンC誘導体が、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぎます。紫外線を浴びた後や、日焼けによるダメージをケアしたい方に最適。 - 保湿力も抜群
ビタミンCだけでなく、肌に潤いを与える成分も配合されており、乾燥しがちな男性の肌をしっとりと保ちます。美白ケアと同時に保湿も行えるため、肌荒れ予防におすすめ。 - 爽やかな使い心地
べたつかず、さっぱりとした使用感なので、特に脂性肌や混合肌の方にも心地よく使えます。 - 肌のトーンを整える
毎日の使用で肌のトーンを均一にし、くすみのない明るい印象を与えます。男性でも気軽に使える美白ケアとして、特に顔色の明るさを気にする方にはぴったりです。 - ニキビ跡のケアにも効果的
ビタミンCは、ニキビ跡の色素沈着を薄くする効果も期待できるため、シミやそばかすだけでなく、ニキビ跡が気になる方はぜひ使用してみてください。
【オルビス】ミスター ローション
| 価格 | 2,178円 |
| 肌タイプ | 全肌質 |
| 香り | 無香料 |
| 容量 | 180 ml |
シンプルでありながら「無香料、無着色、アルコールフリー」と無駄がない設計の化粧水。
さっぱりな感じでテカリも無く、特にオイリー肌の方にはオススメの一品。
また、これ1本でオールインワンローションとしても使用可能で、シンプルかつ高機能なローションであることが男性に人気の理由です。

保湿を中心に肌を健やかに保ち、ベタつかないのにしっかり潤う!
おすすめの理由
- 皮脂コントロール×高保湿
男性の肌は皮脂が多い一方で水分が不足しがち。皮脂バランスを整えながら、しっかりと保湿を行いテカリや乾燥の両方を対策できます。脂性肌でも乾燥肌でも使いやすいバランス設計が魅力。 - さっぱりとした使用感
ベタつかない軽いテクスチャーで、肌にすぐに浸透し、使用後も快適な仕上がり。忙しい朝でも気軽に使え、すぐに次のステップへ移れるのが便利です。 - 男性の肌に合わせた成分配合
グリチルリチン酸ジカリウムなど、肌荒れ防止成分が配合されており、日々のシェービングや外的刺激から肌を守ってくれます。 - エイジングケア効果
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分が、肌に弾力とハリを与え、年齢に負けない健康的な肌作りをサポートしてくれます。
まとめ:化粧水を正しく使って清潔感ある男を目指そう
革靴を使っていると、どうしても履きジワができてしまいますが、手入れが行き届いていないとダサく見えてしまう肌のシワも、きちんと手入れをされている潤いのあるシワはカッコよく映るものです。
これからスキンケアを始める方もすでに習慣がある方も、正しい化粧水の使い方をマスターして、その違いを感じてみてください。






